ピースは、名古屋市を拠点とし、介護保険・医療保険による訪問看護サービス、保育事業を行っています。

お知らせ

  

2019/12/24

小児の訪問

令和元年もあっという間に過ぎようとしておりますが、いがかお過ごしでしょうか?

こんにちはピース訪問看護ステーション瑞穂に所属する言語聴覚士の藤田です。

 

今回は、小児の訪問について紹介します。

ピース訪問看護ステーションは看護・リハビリ部門と3拠点いずれも成人のお客様の訪問が多いですが、小児の訪問もしております。

 

一般的にリハビリでは、理学療法士は身体動作、作業療法士は手指の機能・視知覚認知、言語聴覚士は、言葉やコミュニケーション機能、嚥下・発声機能に関わります。訪問でのリハビリ内容は、お客様に合わせてプログラムを作りますので、病院であってもご自宅であっても目標は同じです。関わる領域をおおまかに上げてみましたが、小児と成人の違いとは、成人は失われた機能の再獲得、小児は未獲得の機能を獲得することが目標でしょうか。

 

先日の小児の訪問では、もうすぐクリスマスということもあり、一緒にクリスマスツリーを作りました。好きな色を塗り、飾りを順番に選びツリーに貼り付けます。クリスマスモチーフをハサミで切り、裏側にテープを張り付けたものをお子さんに渡そうと計画していましたが、自分でやりたいとのことで、手を切らないように、弱い力でも十分に切れるように配慮しながら完成させました。クリスマスツリーは緑色ではという声も聞かれそうですが、本人が選んだ緑、赤など色の名前を確かめながら色塗り。完成した時は、満足そうな表情が見られ達成感を持ってもらえたようでした。

 

小児の訪問では、子どもの自由な発想や、こちらの予想外の反応と成長にびっくりさせられることがよくあります。今回はお子さんとのやり取りをつうじて、成人も小児も、お客様の意志を尊重する姿勢は変わらないことを再確認した訪問となりました。

 

さてこれから冬も本番です。皆様くれぐれもご自愛下さい。

 

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